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冒頭挨拶では、ソフトバンク専務取締役兼CTOテクノロジーユニット ユニット統括の宮川氏が登壇。

「PCやケータイがそれぞれ10年をピークに変化を遂げてきた。スマートフォンもiPhone登場から10年目となる。パケット通信のデータ量は膨大で、次世代の通信規格が必須となってくる。他社に遅れていると思われているソフトバンクだが、水面下ではしっかりと動いている」とアピールした。

5Gに関するソフトバンクの取り組み関して説明者として登壇したのは、テクノロジーユニット 技術戦略統括 先端技術開発室 室長の湧川氏が登壇し解説を行った。

これまでの4Gまでは、”ヒト”向けに使う通信規格だったが、5GではIoTなどを含め”モノ”へも取り込まれていく時代が来るとのこと。

 

現在運用中のTD-LTEの改良と、高度アンテナ技術の導入で、より高いキャパシティを得ることができることや、LTEとは特徴の異なる5G用の周波数が割り当てられること、1つのコアに繋がっていた従来のLTEと比べ、コアの多機能化により、より快適な通信をできるとのこと。

 

5Gで使われる技術”Massive-MIMO”は導入済みだが、大きく異なるのは、やはり周波数帯域(画面右)。

Massive-MIMOは、従来の通信方法では、イメージとしては1つの道路を複数のユーザーで使っていたものを、道路の数を増やし、快適に通信できるようにしたのが同技術。

ソフトバンクでは、他社に先駆けて、先行導入した。

 

デモンストレーションでは、外部に電波の漏れない形で実験されました。

小型基地局を手前の通信機器に伝送するテストが行われました。

デモンストレーションでは、2.7Gbps前後と非常に早い通信速度を実現していた。

 

設置したカメラでは、4K60fpsの映像も超高速通信で安定して映し出せた。写真はズームで街中を歩く人々を移した映像。

そのほか、超低遅延でのロボットアームの遠隔制御技術や、エッジコンピューティングを用いて、GPUサーバーによる遠隔レンダリングなどのデモンストレーションを実施。

今回実施されたデモンストレーションに関する詳細は、以下のソフトバンクプレスリリースを参照。https://www.softbank.jp/corp/group/sbm/news/press/2017/20170908_02/?sbpr=info